トロピカルな花柄を大胆にあしらったアロハシャツ。
アロハといえばハワイの正装でも知られ、同地を想起させる鮮やかな色使いやデザインはこれからの季節にぴったり。自ずと気持ちが高揚する。
そんな気持ちとは裏腹に、派手な色使いや異国情緒に富むモチーフの総柄が少々気恥ずかしい年頃になったのも事実。
だが、ブラウンがベースのこいつはどうだ?
一枚でサラッと着ても落ち着いて見えるし、セットアップのインナーへ招き入れれば、夏らしいヌケ感を演じられる。しかも、テロっとした優しいタッチとドライな生地感は、暑い夏に最適だ。
実はコレ、サーフィン界のレジェンド、ウォルター・ホフマンの個人的アーカイブにインスパイアされた今季ラルフの限定カプセルコレクション「ザ・ホフマン・コレクション(The Hoffman Collection)」のもの。
ウォルター・ホフマンとは、1950年代初頭に、アメリカ海軍のサーフィンと水泳チームのメンバーとして活躍後、家業のテキスタイル製造の技術を活かして伝統的なアロハシャツ・ブームの先駆けとなった男である。
そんなバックストーリーを知れば、自然と笑みもこぼれるってもんだ。